カーシェアリングについて
大阪といった大都市圏以外の地方では、車庫証明が不要なところが多い。一家に2台、3台と複数所有が当たり前となっている日本の地方では、軽自動車が売れなかったら不思議なくらいだ。
実際、Tから数時間離れた地方へ行くと、道路を走っているクルマの大半は軽自動車じゃないかと思うほどだ。値段とクルマとしての内容を比べてみたら、なるほどVやFのほうが軽自動車よりはるかに安い。
単に性能だけで比較するなら、同じ100万円を出して軽自動車を買うより1・3tクラスのベーシックカーを買ったほうが、あらゆる意味で有利である。1・3tクラスはエンジンに余裕があるぷん高速道路もゆうゆうと走れるし、ボディの大きい1・3tクラスは大人4人とその荷物が文句なしに乗せられる。
しかし、こと税金・保険という維持費がからむとなると、軽自動車のほうが一気にお得になるのである。しかし、最近、私は軽自動車が売れている理由は維持費の安さだけではないなと思いはじめている。
いまの軽自動車はクルマのハード自体が相当よくなってきており、だんだん小型乗用車に近づいてきた。もはや「軽」などと、軽んずることができなくなっている。
このこともいたって大きいと思うのだ。全長3・4m、全幅1・48m、排気量660。
このワクを守ってさえいれば、ユーザーはこの税制上の特典を受げることができ、軽自動車メーカーは軽自動車を売りつやつけることができる。そして、そのことが日本の軽自動車をゆがんだ形にしていると、私は長いあいだ指摘してきた。
実際、これまでの軽自動車はエンジンのキヤパが小さい割には燃費が悪く、けっして効率的ではなかった。本来なら軽自動車には800から14ぐらいのエンジンを与えてやったほうがずっと効率的で、燃費もよく走れるはずだし、高速道路での走行も、いまよりずっと安全で快適なものとなるはずだった。
しかし、軽自動車はその枠内にとどまりながらも、ここへ来て格段とよくなりはじめている。日本の軽自動車メーカーの技術には本当にすごいものがある。
それを私に思い知らせてくれたのはDの新しい軽自動車MAXである。私は最近、MAXに試乗する機会を得て、こいつはたいしたものだと驚かされた。
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